「働くまち京都」〜Work in kyoto〜 「働くまち京都」〜Work in kyoto〜
「働くまち京都」〜Work in kyoto〜

学生とつくるまちの未来プロジェクト第5弾のテーマは、京都で働く海外の人々をフォーカスする元留学生版「働くまち京都」。
留学を経て、京都で働く元留学生の方に京都の魅力や働くやりがいをヒアリングし、
その価値や意義を発信する中で、京都の企業への興味・関心を喚起することを目的としたワークショップです。
京都市に本社・支社を置く複数の企業のご協力を得て、そこで働く元留学生の人々に対して
学生が取材・撮影を行い、学生ならではの視点でインタビュー記事を作成。
最終的には京都で働く魅力・価値をアピールするデジタルブック、動画をまとめました。
「元留学生から見た京都の魅力」そして「京都で働くということ」を具現化する約5ヶ月の実践的なプロジェクト。
その充実した取り組みをご報告します。

Day1. オリエンテーション&自己紹介・他者紹介

  • あいさつ プロジェクトの趣旨説明
    あいさつ プロジェクトの趣旨説明
    「京都市の大学生の約7割は府外出身者、ただし卒業後、京都で就職する人はわずか2割程度。もっと京都で働く魅力を表現・発信していきたい」。京都市総合企画局総合政策室 大学政策課長 中小路 正憲氏のそのようなあいさつから始まった本プロジェクト。京都の大学に通う学生15名が、京都で働く元留学生5名に取材を行い、最終的にはインタビュー記事をまとめたデジタルパンフレットを完成させることを目標として、「働くまち京都」プロジェクトはスタートしました。
  • インタビュアーとしての心構え・姿勢
    インタビュアーとしての心構え・姿勢
    株式会社モノリスジャパンの協力のもと、まずはインタビューの形式や記事の書き方、取材・原稿作成における留意点についてレクチャーをうけた学生たち。講師役を務めた同社・三浦 大治氏からは、ライターに不可欠な意識として『興味・驚き・共感・衝動』の4つのポイントがあげられました。“その人のことを知りたいと思う好奇心、そしてその人の魅力を多くの人に伝えたいという気持ちが大切”という言葉には、多くの学生がうなずいていました。
  • 自己紹介・他己紹介ワークショップ
    自己紹介・他己紹介ワークショップ
    一通りレクチャーを受けた後は、一風変わったワークショップに。まずは学生それぞれが、「マンダラート」というフレームワークを活用して自身に関するキーワードをまとめた自己紹介シートを作成しました。続いて2人1組のペアとなってシートを交換し、それをもとに相手の趣味や生い立ち等を取材。そして最後には、チームのメンバーに他己紹介という形で発表を行いました。他者インタビューの簡単な練習でしたが、学生たちはなかなか大変だった模様。取材の難しさと楽しさを体験する機会となりました。
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Day2. インタビュー記事作成に向けての実践ワーク

  • 取材先企業の確認と決定
    取材先企業の確認と決定
    今回のプロジェクトにおいて取材先として協力いただいた企業は、グローバル企業からベンチャーまで5社。Day2では、各グループがどの企業を担当するかの検討から始まりました。名前を知っていて実際に商品を購入したことがある企業、最先端の商材を取り扱う企業、事業内容が複雑な企業など、多種多様な企業が揃う中で、学生たちは決定後、さっそく担当する企業について、HPを閲覧し前向きにリサーチをかけていました。また、今回取材を行うのは各企業で働く元留学生。各グループには、海外からの留学生が参加していて、どのような視点を大切にするかなどをチームで綿密に議論していました。
  • 取材先企業の強み・価値をプレゼンする
    ワーク1.
    取材先企業の強み・価値をプレゼンする
    この日のワークショップは、取材先企業について情報を調べ、企業の特色や魅力、アピールポイントをホワイトボードを用いて他のメンバーにプレゼンテーションを行い、取材項目のポイントを確認・整理するワークからスタート。表を使って要点をまとめるチーム、色使いを工夫して見やすく伝えるチーム等、まとめ方にも個性が出ていました。各チームが自分らしい視点で企業の魅力を捉え、一生懸命にプレゼンテーションしている姿がとても印象的でした。
  • 取材先企業の模擬インタビュー
    ワーク2.
    取材先企業の模擬インタビュー
    そして、ここから取材当日に向けた実践的な取り組みへ。第一歩として取材先企業のビジネスの概要を把握・理解するべく、企業情報のまとめシートを作成しました。普段はなじみのない事業内容に頭を悩ませながらも、チームで協力しながら要点をまとめる学生たち。自然と意識も高まり、ワークショップもだんだんと白熱していきます。それらをまとめた上で、この日の最後には模擬インタビューを実施。「取材先の社員」になりきり、別チームからのインタビューを受ける中で、調べた内容を深堀りするとともに、インタビューの流れのイメージをつかんでいきました。
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Day3. 取材・撮影内容の整理、最終準備

  • インタビュー内容を精査する
    インタビュー内容を精査する
    取材を目前に控えて、最終の仕上げ段階。改めてチームで、インタビュイーのペルソナ分析を行い、取材内容のポイントを整理。インタビューで聞くべきこと、聞きたいことを確認するとともに、どんな質問をしたら本音が引き出せるのか、対話が盛り上がるのかなども含めて細かく質問事項をつめていきます。当初は不安そうだった学生たちも、準備を積み重ねてきたことで、ある程度自信が高まってきたことが表情からも読み取れました。
  • 紙面のラフデザインを考える
    紙面のラフデザインを考える
    自分たちが作るページのラフデザインを書き、紙面イメージを擦り合わせます。写真のレイアウトの仕方やキャッチコピー・見出しの配置について、チームで意見を出し合う中で、どのようなテイストやトーンで伝えるかがだんだんと具体的になっていきます。
  • ショート動画作成のイメージを固める
    ショート動画作成のイメージを固める
    今回はインタビュー記事の作成とともに、取材概要を1分間程度で伝える告知動画作成にも挑戦。各チームがどのような構図で動画を撮影するか、またどのような内容を話してもらうかを、実際にスマートフォンで撮影をしながらイメージを膨らませていきました。そして、この日の締めくくりには、学生メンバーが一言ずつ意気込みを語りました。前向きな言葉を共有しつつ、全員で称え合い、励まし合い、全3日のワークショップは終了となりました。
  • 取材実施&紙面デザイン打ち合わせ
    5チームの取材・撮影は、すべて無事に終了!各チーム、緊張したと言いつつも、「聞きたいことはしっかりと聞けた!」「いろいろな話をしていただき、就職活動の参考にもなりました!」等の声もあり、全員、納得できる取材ができたようです。取材後は、紙面デザインを担当するディレクター・デザイナーと打ち合わせを実施。実際の撮影写真を踏まえつつ、紙面イメージや伝えたいポイントを各チームしっかりと伝えることができました。
パンフレット

[Work in Kyoto 概要告知ショート動画]

Work in Kyoto 
概要告知ショート動画

5つのチームが取材対象者とともに、記事のみどころをお伝えするショート動画となります。

[ワークショップ振り返り動画]